引越しの電話見積もりを取る方法と流れを解説
※記事作成日と現在の状況が異なる場合があります
基本的に引越しの見積もりは、ほとんどが引越し業者の営業担当者が下見をしに自宅へと訪問し、間取りや荷物量を確認して料金を計算する「訪問見積もり」が一般的です。
メリットとしては実際に引越し業者が荷物の確認をするため、最適なトラックを選択できるなどが挙げられます。
しかしながら、自宅に来てもらえるほど時間に余裕がない人も中にはいるのではないでしょうか。
また、女性の一人暮らしの場合「他人に部屋の中を見られたくない」と感じている人も少なくないでしょう。
そんな場合は、引越し電話見積もりを活用しましょう。
これなら電話で詳細事項を伝えるだけですので、安心です。
それでは電話見積もりとは一体どういったものなのでしょうか。
そこで今回は、電話見積もりの流れや注意点、スムーズに展開を進めていくコツなどを詳しくご紹介していきます。
引越しまで時間がないときに便利な電話見積もり
引越しの見積もりで一般的なのは「訪問見積もり」ですよね。それでは、利用者全員がそれで満足しているかと聞かれれば違います。
依頼者の中には引越し日まで忙しくて、中々自宅で待機できるほどの時間が取れないという人もいるのではないでしょうか。
また、部屋の中に誰かが入ることが嫌と感じている人も少なくないでしょう。そんな時に利用したいのが「電話見積」もりです。
まずは、そのサービスがどのような内容なのかを確認していきましょう。
引越しの当日まで誰にも家の中を見られない
訪問見積もりではその名の通り、営業担当者があなたの自宅を訪問して、荷物量や間取りなどをチェックします。もちろん風呂場やトイレなどのプライバシーに関わる場所には足を踏み入れませんが、正直これが嫌と感じている人も多いのではないでしょうか。
自宅というのは唯一プライバシーが守られた空間で、人によっては見られたくないものも置いてあるでしょう。
引越し会社の営業担当者は男性であることがほとんどです。
そのため、一人暮らしをしている若い女性にとっては、他人が自分の部屋に足を踏み入れること自体に違和感を覚えてしまうかもしれません。
電話見積もりの場合は、引越し当日まで関係者が訪問してくることはありませんので、リラックスした状態で引越しの見積もりを取ることが可能です。
荷物の少ない単身引越しなら電話での見積もりが可能
ここで注意が必要ですが、電話見積もりをすべての引越し業者で行っているわけではありません。一部の業者に限られており、さらに大きな家具や家電がない単身引越しであれば電話での見積もりを行っています。
つまり、通常のトラック一台分を利用するような大きな引越しでは基本的に電話見積もりをすることはできません。
どうしても訪問見積もりに不安がある人は友人や親などに同伴してもらうことをおすすめします。ちなみに電話見積もりを行っている引越し業者は以下の通りです。
引越し会社名 | フリーダイヤル | 受付時間 |
---|---|---|
クロネコヤマト | 0120-008-008 | 8:00~21:00 |
引越しは日通 | 0120-154-022 | 8:00~20:00 |
アート引越しセンター | 0120-0123-33 | 8:00~20:00 |
アリさんマークの引越社 | 0120-77-2626 | 7:00~20:00 |
サカイ引越センター | 0120-00-1141 | 8:00~19:00 |
電話見積もりの流れ
どれだけ忙しくて時間がないという人でも、電話見積もりをするためには30分程度時間を作る必要があります。
ただし単身引越しということもあり、荷物の量によっても多少の誤差はありますが、15分程度で完了することもあります。
また、電話で引越しの見積もりをお願いするだけですので業者側が次々と質問を投げかけてきてくれるため安心です。
ここでは特に電話見積もりをする際、事前に用意しておくべきものをご紹介します。
電話見積もりをする前に確認
今後の引越しがある程度決定して、電話見積もりを行おうとしているかとは思いますが、引越し業者とのやり取りをスムーズに進行させられるためにも最低限、次に挙げる3つの項目に関しては事前に再度確認をしておきましょう。
- 引越し先の住所
- 引越しをする希望日
- 引越し先に持っていく荷物
次の引越し先が新築で、まだ具体的な住所が分からないという人もいるかと思います。そういった場合でもGoogle Mapなどで検索をすれば、ある程度の住所は分かりますので、周囲に何があるのかを知るついでに確認しておきましょう。
引越しの希望日に関しても、明確でなければ正確な金額を割り出すのが難しくなってしまいますので、しっかりと決めておくことが大切です。
最低限業者に伝えたいチェック項目
引越し業者に電話見積もりをした場合、必ず聞かれる項目が以下の通りです。
これらのことが把握できていないと、その先の話に進むことが難しくなってきますし、場合によっては確認し直してから電話しなければいけないことになるかもしれません。
- 氏名
- 電話番号
- 引越しの人数
- 引越し元の住所
- 現在の住まいの間取り
- 現在の住まいの建物に面する道路の状況
- 引越し先の住所
- 引越し先の建物に面する道路の状況
- 引越しの希望日
- 引越しの開始時間
- 引越し先にもっていく家具と家電の量と大きさ
- 引越し先にもっていくダンボールの量
これらを見て、「細かい内容だな」と感じた人もいるかもしれません。しかしながら、これらは引越し業者にとっても見積もりを作成する上で非常に重要な項目ばかりであり、知っている知らないではその後の金額にも大きな差が生じてしまうこともあります。
もしくは、引越し当日になって「この荷物を積むのは難しい」といった状況に陥ってしまうかもしれません。そのようなことにならないためにも、いくら電話見積もりだからとは言え、事前準備はしっかりと行いましょう。
特に重要なのは荷物のリスト
住所や電話番号など、引越しに必要な情報はもちろんですが、単身引越しの場合荷物の量が限られてきます。
確かにコンテナボックスの量を増やせば良いのですが、直前で追加することが難しい場合も考えられます。
そこで、業者に伝えるのに特に大切な荷物リストをご紹介します。
■家具・家電
ここで示している家具・家電は段ボールに入りきらないものです。
ドライヤーや炊飯ジャーなどは基本的に段ボールへ収納することは可能ですが、冷蔵庫やテレビといった大型のものはそれができません。
段ボールに詰めずに裸の状態で持っていってもらうものに関しては、事前にリストアップしておきましょう。
■荷物の寸法は正確に
単純に何を持って行って欲しいのかを伝えるだけなら簡単です。
引越し業者は、本当にその大きさのものが用意するコンテナボックスに積載できるのかを知りたがっています。
そのため、タンスであれば高さ・横幅・奥行きを、冷蔵庫は何枚ドアで高さがどれくらいかを、テレビであればインチ数を最低でも答えられるように、どこかにメモしておくことをおすすめします。
■段ボールの数も把握する
大型の家具や家電だけを引越し業者に持って行ってもらうのであれば、この必要はありません。
しかしながら、基本的に段ボールに詰めたものをお願いするのなら、段ボールの数を把握しておく必要があります。
ただし、これに関しては実際に詰めてみないと分からないかもしれません。
そういった場合は引越しに備えて、見積もりの電話をする前にあらかた荷造りをしておくことをおすすめします。
正確な値段は出しづらい?電話見積もりの注意点
繰り返しますが、引越し会社が電話見積もりで対応しているのは比較的荷物が少ない人に限ります。
これは一定量の荷物を超えたら、荷物を見ずに料金を出してはいけないと社則で決まっているからです。
そのため、第一に明らかに無理な荷物量なのにも関わらず電話見積もりだけで済ませようとすることはマナー違反ですので止めましょう。
これ以外にも電話見積もりの注意点をいくつかご紹介します。
引越し荷物の申告漏れはNG
引越し業者が、電話見積もりで正確な値段が出しにくくなっている理由がこれです。事前の連絡で大まかな荷物量をユーザーが伝えてしまうために、当日になってトラックに乗らない、コンテナボックスに積載できないなどの問題が生じてしまいます。
また、引越しの見積もりを電話で行った場合、正式な見積書や契約書が存在するわけではなく、荷物の申告漏れがあったかどうかの確認をすることができません。
ユーザーがわざと行っているわけではなくても、当日になって「言った、言わない」のトラブルになってしまうケースが多いようです。
こういった場合は、素直に追加料金を支払うか、別の手段を取るようにしましょう。
見積もり後に荷物を増やすのはNG
正直言って、電話見積もりだけで荷物の把握をすることは、業者にとってある意味賭けでもあります。申告漏れがあるかもしれませんし、もっと厄介なのはユーザーが電話見積もり後に買い物などで荷物を増やすことです。
もちろん小さな買い物であれば問題ありませんが、それも常識の範囲内で行いましょう。
また、やむを得ず見積もり後に大きな荷物が増えてしまった場合は、引越し業者に申告することを忘れずに。
引越し料金が割高になる可能性も
電話見積もりだと、どうしても正確な情報を知り得ることが難しくなってきます。それが起こらないためにもユーザーから細かい情報を聞き取っているのですが、それにも限界があります。
基本的に各引越し業者は単身引越しのために大小2種類のコンテナボックスを用意しています。
そして荷物が少ないと認識されない限りは、大きい方のコンテナボックスを用意する傾向にあります。
そのため、訪問見積もりを行った場合よりも引越し料金が割高となってしまう可能性も十分に考えられます。
電話見積もりをスムーズに行うコツ
電話見積もりが行われる時間は平均して15~30分。中には準備不足でこれ以上かかってしまうケースもありますが、そんなに時間をかけたいなんて誰も思いませんよね。
そこで最後に、電話見積もりをスムーズに進行させるためのコツをレクチャーします。
家の中で携帯電話から連絡
聞かれるであろう必要事項はすべてメモに書いておいたから、外出先から電話を掛けても問題ない。
と、このようなことを考えている人も多いのではないでしょうか。
確かに最低限業者に伝えなければいけない項目をクリアにしておくことは大切です。しかし、それだけでしょうか。
もしかしたら、用意していなかった内容も聞かれるかもしれません。
また、家の中でも自由に動き回ることができる携帯電話から連絡することをおすすめします。
電話見積もりの前に携帯電話を充電
普段でも友達とつい長電話をし過ぎて、いつの間にか携帯電話の充電が切れてたなんてことありますよね。
充電に十分な余裕があるのなら問題ありませんが、少し長電話をしたら切れてしまうかもしれないと思ったら、事前に充電しておきましょう。
途中で携帯電話の充電がなくなってしまったら、最悪の場合、電話見積もりを最初からやり直さなければいけなくなるかもしれません。
引っ越す荷物量を把握する
訪問見積もりの場合であれば、経験を積んだ営業担当者がプロの目で荷物量を確認してくれます。
しかしながら電話見積もりの場合には、自分で業者に正確な情報(荷物量)を伝えなければいけません。
特に自転車など屋外に置いてあるものは申告漏れの常連となっていますので、注意してください。
もちろん、電話口で対応しているスタッフもプロです。
不安なことが少しでもあるのなら、その場で質問を行いましょう。
電話の際はメジャーを用意
「家電や家具の大きさは事前に測っておいたのにどうして?」と疑問に感じている人も多いかもしれません。
確かにほとんどの場合は、必要最低限のものの大きさを測っておけば問題ありません。しかしながら、突然扉などの大きさを聞かれることもあります。
そういった不測の事態に備えて、電話見積もりを行う際は手元にメジャーを用意しておくと、スムーズに進めることができます。
まとめ
時間がなくて家で対応することが難しい、若い女性で誰かを部屋に入れることへの違和感を覚えるなどの理由で訪問見積もりが嫌だという人のために、電話見積もりが用意されています。
これはすべての引越し業者で行えるわけではなく、単身引越しサービスを提供している一部の業者のみのサービスです。
また、電話見積もりを選択すると、申告漏れなどによって当日トラブルが起きやすくなっています。
それを防ぐためにも、ご紹介したチェック項目リストを参考にして事前準備をしっかり行いましょう。
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