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2017.12.21 | 見積もり

引越しの見積もりをするのにベストな時期やタイミングは？

※記事作成日と現在の状況が異なる場合があります

引越が決まり業者に依頼することになったら、一括比較サービスを利用したり、めぼしい引越し業者を決め見積もりを出すことになりますが、果たしてどのタイミングで依頼するのがいいのか、また時期によって何か違いがあるのかを解説します。

以外と知られていない引越しを依頼するタイミングについて詳しく見ていきましょう。
また、お得に引越しができる時期などもあわせてご紹介いたします。

引越しの見積もりはある程度荷物の量が定まってから依頼
見積もりを頼むタイミングは、予定日の何日前がベスト？
お得に引越しできる時期は？
見積もりからすぐに頼むと安くなることも
まとめ

引越しの見積もりはある程度荷物の量が定まってから依頼

基本的なことになりますが、見積もりするには荷物量が決まってから依頼しないと、引越し業者が正確な料金を算出できないだけでなく、あとから追加料金が発生してしまう可能性もあります。

不要なものは処分するなりし、生活に必要な道具や用品以外はまとめておき、最終的にどれくらいの量になるのかわかる状態にしてから見積もりを依頼しましょう。

それではさらに詳しく料金が決まる内訳などをみていきましょう。

引越し料金は荷物量によって大きく左右する

最初に引越し料金がどのように構成されているのかを把握しておきましょう。
基本的には3つの要素から成り立っています。

まず移動距離や荷物量といった「基礎運賃」です。
次に人件費や梱包資材などの「実費」。
そして最後に、エアコンの工事や不用品処分など、引越し業者が独自に行っている「オプションサービス料金」です。

オプション料金も何か特別な事があれば高額になる可能性がありますが、通常の引越しで影響が大きいのは「基礎運賃」です。
距離は変更できませんので、荷物量によって引越し業者が使うトラックの大きさが変わってきます。
そのため荷物はできるだけ少なくしておくことが見積もり料金を安くするコツといえます。

見積もりの際はある程度の正確さが求められる

中には「たかが見積もり、されど見積もり」と思っている人もいるのではないでしょうか。ある程度の金額を知ることができれば、それで満足という人もいるかもしれません。それでも引越し料金には相場は存在しても、正確な定価額はありません。それゆえに、正確な情報と大雑把な情報とでは料金に大きな開きが出てしまうこともあります。

あまりにも大雑把すぎると「相場は〇〇円です」と前置きしたうえで、「残りは訪問見積もりで」という展開になってしまいます。

最終的に訪問見積もりを考えている人であれば問題ありません。
しかし、ネットや電話見積もりで済ませたいと考えている人であれば、荷物量など正確な情報を伝えておく方が賢明といえます。

なるべく早く荷物の確定を心掛ける

引越しを考えている時期は決まっているのに、いつまで経っても荷物の確定ができないのでは引越しの第1段階へと踏み入れることができません。

最悪の場合、時期によってはギリギリの相談を受け付けてもらえなかったり、相場よりも高い値段で納得をしなければならなかったりするかもしれません。

そういった非常事態へと陥らないためにも、本当にあなたが引越しをしたいと思っているのであれば、荷物の確定は早く済ませてしまうことをおすすめします。

どれだけ正確な情報を把握していても引越し前に荷物が増えてしまうこともあるでしょう。そのため、決して完璧でなくでも大丈夫です。

明らかに増えてしまった分に関しては、後で相談してみてください。

見積もりを頼むタイミングは、予定日の何日前がベスト？

引越しをすることが決定したら、すぐにでもその準備に取り掛かりたいところです。

しかしながら明確な見積もりを取るためには、新住所や荷物の量など正確な情報が求められます。また、時期によっては希望日に引越しができないことも珍しくありません。

それでは、どのタイミングで見積もり依頼を出すのがベストなのでしょうか。

引越しの見積もりを取るタイミングは約1か月前が目安

急に引越しが決定してしまったという場合もあるでしょう。
しかしながら、すべての引越しがそれに当てはまるわけではありません。もっと余裕を持って引越し予定日が決まっているケースが多いでしょう。
そんなときは、引越しの見積もりを約1カ月前には取るようにしましょう。

見積もりを取るタイミングが早ければ、引越し会社にも余裕があり、好きな日程やプランや時間帯を選ぶことができます。また、引越し業者によっては割引などのサービスを受けられる場合もあるでしょう。

通常、賃貸住宅では退去の1カ月前などに申し入れを行う傾向です。もし、希望日に予約が取れなければ、余計な家賃を支払うこととなりますので、退去予告と同時に見積もり依頼を出しましょう。

繁忙期の引越しは早めがおすすめ

引越しには主に「通常期」と「繁忙期」の2つに分けられます。就職や進学など引越しが集中してしまう3～4月は料金が値上がり傾向で、引越し会社にとっての「繁忙期」にあたります。
また、人事異動が多い9月も混み合うことが多くなります。
この時期だと1カ月前に予約しても、平日ですら予約が取れないことも珍しくありません。

さすがに引越しの詳細が決定していない時期に詳細の見積もりを出してもらうことは難しいですが、引越し業者によっては概算見積もりを出すところもあります。
引越しを行う可能性が100％に近い状態であれば、予約を取っておくことがおすすめです。
また「通常期」でも土日や月末などは比較的混みやすくなっています。

見積もりは何日前から依頼が可能？

実際に見積もり依頼とは何日前から可能なのか、気になっている人もいるでしょう。急に引越しをしなければいけないのに、引越し業者に請け負ってもらえない状況は避けたいところです。
最短であれば、前日の引越しでも可能です。
ただし、あくまで最短であり対応してくれる業者は少ないため確認が必要です。

次に最長の依頼日についてです。これについては、各引越し業者のホームページを確認してみても、はっきりとした記載はありません。
しかし、大抵の場合は90日前からというのが多い傾向です。
ただし、中には引越しが混雑する1～3月は60日前などに変更されることもあるため、注意が必要です。

お得に引越しできる時期は？

どんなサービスでもそうですが、なるべく費用を安く抑えたいと考える人は多い傾向です。引越しで節約ができれば、新生活をするための資金へ回すこともできるでしょう。
引越し業者は基本的に値引き交渉に応じてくれます。
また、値引き交渉をしなくてもお得に引越しができる時期が存在するのです。
お得な引越し時期に関する情報を詳しく見ていきましょう。

引越し時期のおすすめは通常期

先程、「通常期」と「繁忙期」について少し触れましたが、当然、引越し料金が安くなるのは「通常期」です。
一番高い時期と一番安い時期とを比較すると20％近く割り増しになってしまうこともあります。それでは、そのなかでも安くなる時期は存在するのでしょうか。
実際に相場などを確認してみても大きく差は生じません。

それでも、繁忙期が過ぎた5～8月は引越し需要が減ってしまうため、比較的安い料金を提示してくれることもあるようです。
土日や月末などは需要が上がってしまうため、狙うなら平日の真ん中あたりを目途に引越しを考えてみるのも良いでしょう。
また、空いている時期に申し込めば、作業員の数も多くなり素早く引越しを完了させることができます。

繁忙期の引越しは高くつく

新卒入社や入学式、転勤を伴う異動など、3～4月は引越しの需要が大きく伸びます。
その分、引越し会社も多くの人材を確保しなければならず、自然と料金が高騰してしまいがちです。
アルバイト情報サイトなどを確認すれば一目瞭然ですが、引越し業者のバイトは他の求人と比較しても高いことが多い傾向です。

そして大量の募集を行うのですが、上手く人材を確保するのが難しいのが現状です。
そのため、現場に向かっても最少人数を確保することができないこともあります。
3人で行わなければいけないところを2人で引越し作業を行っているなど、時間がかかってしまうことも珍しくありません。
必然的にその時期なら仕方ありませんが、極力「繁忙期」の引越しは避けた方が賢明です。

引越し料金だけでなく家賃も考慮する

「通常期」と「繁忙期」が存在するのは、決して引越し業界だけではありません。
引越しに大きく関係する不動産業界でも同じことがいえます。

まず知っておかなければいけないのが、家賃のピークは3月であることです。
この時期になると家賃だけでなく、手数料や敷金・礼金までもが高騰してしまいます。
それも考えると、やはり3月付近が一番お金がかかることになるでしょう。

反対に料金を抑えるにはいつごろが狙い目なのでしょうか。
2～4月に余った物件や空きが出てしまった部屋に関しては、家賃の値下げを検討していきます。
大家さんにとって空き部屋があるということは、大きな損失でもあるからです。
この値下げのピークが9～11月です。
引越し費用をなるべく節約したいと考えている人は、この時期がおすすめです。

見積もりからすぐに頼むと安くなることも

どの引越し業者にすれば良いのか、葛藤している人もいるでしょう。
しかしながら、長引かせれば長引かせるほど、値引き交渉がしにくくなる可能性があります。

多少の焦らしは必要かもしれませんが、大手引越し業者にとってはそこに時間を割くよりはすぐに決定しそうな依頼を重要視することは容易に想像できますので、見積もりを提示されたら早めに次の行動を心掛けましょう。

早めの引越し業者決定が安くするコツ

引越し業者にとって、日程がギリギリの相談に関しては値引き交渉を受け付けることが難しくなっています。

もちろん荷物量が少ない単身引越しの場合は一概にいうことはできませんが、基本的に相場よりも高くなってしまうことの方が多い傾向です。
なぜなら日程がギリギリの場合、トラックや引越しに必要や人員の確保・調整が難しくなるからといえます。

1カ月以上前など当日までに余裕があれば、引越し業者側もそれらの調整を難なく行うことができます。しかしながら、引越し料金の交渉を1週間など長期で行ってしまうと、引越し業者側にとっては値引き交渉対象外のユーザーとなってしまいます。
少しでも、値引き交渉をして安くしたければ、早めの行動をおすすめします。

引越し予定日を引越し業者にお任せはお得になる

すでに「すべての日程が決定済み」という方にこの手法を用いることはできませんが、引越し業者に日程や時間帯などを一任することで料金を安くすることが可能です。

特に引越し業者が忙しい土日祝や月末などは有効的で、その理由としてはトラックの配車や人員配置を効率的に配置できるということが挙げられます。

そして、多くの引越し業者の場合、1日に2件の引越しを請け負うことが多い傾向です。
またそれに加えて、近距離の引越しを1件追加するといったケースもあります。
ただしこれを希望する場合は、近距離の引越しかつ、規模の大きくない引越しが前提となっています。これらの条件が当てはまれば、積極的に提案してみましょう。

引越しの早割が適用されることも

引越しの早割って何？聞いたことない。確かにホームページで確認してみても、早割を実施している業者はあまりありません。
ただし、引越し料金は定価額が存在しません。
そのため、多くは自由に近い形で、値引きを行うことが可能です。
人気のない時期に早めの申し込みをすれば、早割という名目で契約することも可能です。

また荷物量が少ない単身パックは、早割が適用されやすいプランでもあります。
単身パックは滑車付きのコンテナボックスが使われます。
トラック1台に対して場所も多くを取らず、積載率が上がれば効率もアップします。
そのため、引越し業者にとってちょうど良いタイミングで申し込みを行えば、早割が適用されることもあります。