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引越し見積もりの相場は?料金の仕組みや目安を解説

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※記事作成日と現在の状況が異なる場合がございます

引越しする際は業者に見積もりを取った上で検討し契約する流れが一般的ですが、引越料金の相場を知らないと見積もり金額が安いか高いか判断できませんよね。

そこで今回の記事では、引越し料金の相場はもちろん内訳についての説明や、どのように料金が決まるのかや、時期要因や間取りで料金に違いが出るのかなど、今までよくわからなかった引越し料金についてさまざまな観点から詳しく解説していきます。

引越し料金の見積もりのとり方

引越し料金の見積もりのとり方

引越し料金の見積もりの取り方には電話・メール・訪問の3種類があります。電話やメールでの見積もりは「荷物の量」や「部屋の広さ」「新居と旧居の住所」などの情報を業者に伝えます。

そのあと業者はおおよその引越し料金相場を提示してくれますが、あくまでも料金の目安であり、この段階で確定的な料金をいうことはできません。
なぜなら依頼者側がいい忘れた荷物などがあるかもしれませんし、少しでも見積もり額を安くするための申告を行うことも考えられるからです。
きちんとした金額を知りたければ訪問見積もりの依頼をおすすめします。

訪問見積もりは電話やメールで業者に連絡を取り訪問可能な日時や住所、電話番号などを伝えます。
約束した時間に引越し業者が自宅を訪れてプロの目で間取りや荷物の種類や量などを計算し、確定的な料金を算出してくれます。
引越し業者が目の前にいるので料金が高いと感じたり疑問点があったりした場合はその場で交渉や質問を行えることはメリットです。

価格交渉が済んだあとの金額が、引越し料金の確定的な見積もり額となります。
訪問見積もりにかかる時間は家の広さや荷物の量によっても異なりますが「単身者で約10~15分」「家族の場合で約20~30分」くらいが目安です。

価格交渉をするともちろん時間が長引くことがあります。しかし引越しのプロはざっと見ただけでおおよその料金がわかるため、訪問見積もりにそれほど時間がかからないことのほうが多いでしょう。
荷物が少なく運ぶ量が決まっている単身パックなどの場合は電話やメールのみでも確定的な見積もり料金を知ることができます。

しかし荷物が多くピアノや家電などの大型荷物がある場合などは訪問見積もりをしたほうが良いでしょう。電話やメールだけで見積もり金額を出すと状況によっては引越し当日業者から金額が変更される可能性があります。

訪問見積もりは時間と手間がかかりますが、手間を惜しまないことで安心した引越しが実現できます。

引越し料金の内訳を知ろう

引越し料金の費用内訳は、基本運賃・割増料金・実費・オプションなどからなっています。
基本運賃とは「荷物量×距離」で算出される国土交通省が定めている金額に則ったもので業者ごとに大きく変わるものではありません。

割増料金は引越し繁忙期や土日祝日、夜間や早朝などの加算料金のことです。実費とは人件費や梱包費用、トラック代など引越しに関わる料金のことを指します。

実費は業者によっては高く設定していたり格安だったりしますが、実費を節約しすぎると家財が傷ついたり荷物が1回で運びきれなかったりと逆に損をする可能性もあるので注意が必要です。
オプションとは大型家財の運搬や電気工事、ハウスクリーニングなどのことを指します。

オプションは業者ごとに大きな違いがあるので引越し費用を抑えたい人はオプションの項目ごとに業者はいくらくらい料金を上乗せしているのかをしっかり確認しましょう。
ただし見積もり額が安いほうが必ずしも良いというわけではなく安い料金にはそれなりの理由があると考えることも大切です。

逆にいえば高い料金を取るところはそれなりのサービスや質の高い引越しを行ってくれる可能性もあるでしょう。

引越しを後悔せず充実したものにしたいのなら料金を第1に考えるのではなくきちんと内容も見ておくことが大切です。

料金が決まるポイント

料金が決まるポイント

引越し料金には引越し時期も大きく関わっていきます。引越しには通常期と繁忙期の2つがあり、繁忙期に引越しを行うと通常期の1.5倍以上の料金がかかることも珍しくありません。

引越し業界における繁忙期は卒業や入学などで移動が激しくなる新年度の前後で、だいたい3月~4月ごろです。それ以外の5月~2月は通常期なので基本的に通常期のほうが繁忙期よりも圧倒的に時期は長くなっています。

一方、新年度の繁忙期以外にもプチ繁忙期がいくつか存在します。通常期でも土日祝日は引越し需要が高くなり10月前後も異動の時期であるため料金がやや値上がりする傾向があります。

時期によって料金が変わる理由として繁忙期には人手やトラックの確保が難しくなることが挙げられるでしょう。

繁忙期を出来るだけ避けた時期に依頼することで料金を安く抑える事が可能です。

時期以外にも以下の要因でも料金が変わってきますので見ていきましょう。

間取りと建物のタイプ

引越し料金が決まるポイントに間取りと建物タイプも挙げられます。1DKといったひとり暮らしに多い間取りタイプでは荷物が少ないと考えられるため相場も安くなります

1LDK、2DK、2LDKなど1~2人用の間取りでは荷物の量によって値段が大きく異なるでしょう。

ひとり暮らしでも荷物の量が多ければ2人暮らしで荷物が少ない人たちに比べて引越し料金が高くなることもありえます
3DK、3LDK、4DK、4LDK以上は多くの場合家族単位での引越しなので荷物もそれ相応に多いことが予想されます。
そのため引越し料金もそれなりに高くなることを覚悟しておくと良いでしょう。

同じ間取りでもマンションやアパート、一軒家といった建物のタイプによっても料金に違いが出てくることがあります。

例えばエレベーターがないアパートはエレベーター付きのマンションと比べ、上階になるほど業者の負担は増えるので値段が高くなっていきがちです。

トラックを停める駐車場が近くにない場合も料金が変わっていくので注意が必要です。
「一戸建てだから」「アパートだから」だけではなく住んでいる家や家の周りの状況によって値段は変わっていくのです。

引越し先までの距離

引越し先までの距離

引越し先までの距離で料金が変わるのは燃料代や作業員の拘束時間などを考えても納得がいくのではないでしょうか。

引越し先がものすごく遠かったり海を渡ったりする場合はその日のうちに作業を終わらせられないこともあります。
しかし逆にいうと同じ市町村内など近くに引越しする場合の料金は比較的安く済みます。

距離による料金の変化は業者によって大きく安くなったり高くなったりすることはあまりなく、どの業者も距離と料金は比例していく傾向にあります。

引越し料金は距離によっては抑えにくいということですね。

オプション料金で高くなる料金

長年住み続けた家を離れる際にはピアノや仏壇などが家にあることでしょう。これらは通常の引越し荷物としてではなくオプションとして扱われることが多い傾向です。

オプションが入ると引越し料金はもちろん上乗せされて高くなっていきます。オプションにはこのほかにも車およびバイクなどの「運搬」「エアコン移設」「不用品処分」などがあります。

エアコンの移設などはプロにやってもらわないと難しい側面もありますが、不用品処分などはできるだけ自分たちで行うと引越し料金を抑えられます。家財によってはリサイクルショップなどで売れるため、資金的にプラスになることもあるでしょう。

どんなに時間がなかったとしても、生活ゴミくらいは自分たちで処分すると節約できる確率が高まります

 

間取りと建物タイプによって異なる相場

間取りと建物タイプによって異なる相場

ワンルームや1DKといった1人暮らしに多い間取りタイプでは通常期でおよそ2万5,000円前後、繁忙期で3万円前後からが相場となります。

1LDK、2DK、2LDKは通常期で約4万5,000円、繁忙期で約6万円がだいたいの相場です。2~3人暮らしであることが多い3DK、3LDKは通常期約6万5,000円、繁忙期約8万4,000円が相場の目安となります。
4DK、4LDKは家族単位で荷物が多い引越しと考えられるため、料金相場も高くなる傾向にあります。

通常期で7万円前後、繁忙期で約9万円は最低見ておいたほうが良いでしょう。
上記の例は引越し先までの距離が短い場合のものなので間取りごとの最低ラインと考えてください。アパートは一般的に間取りがそれほど広くはなく荷物の量も少ないと考えられるので料金が低い傾向があります。

ただしエレベーターがないと3階以上の部屋でプラス1,500円程度加算されることがあり階を重ねるごとに料金は上がっていきます。

これはマンションでも同じでエレベーターがない場合は料金が上乗せされます。しかしエレベーターがある場合も加算料金が発生するケースが多く1階階数が上がるごとにおよそ500~1,000円高くなることを覚えておきましょう。

一戸建ての場合は一戸建てだからといって引越しの基本料金が上がることはありません。しかしアパートやマンションと比べて荷物の量が多く大型家具や家電も増えると考えられるので他の建物タイプに比べて結果的に料金が高くなる傾向があります。

まとめ:相場と目安を知って損をしない見積もりを

引越し料金の相場を知っておくと業者選びの判断材料として役立ちます。
料金の目安を知らないと損をしてしまう可能性がありますが、知っていると見積もり額が高いと感じたときに質問したり交渉したりできるからです。
また見積もりを取るときは1社からだけではなく複数の業者から取ることをおすすめします。

さまざまな業者の料金やサービスを知ることで自分たちの引越しプランにぴったり合ったものを見つけやすくなり、他社の見積もり額を利用して価格交渉を有利に進めることができるでしょう。
今回の記事を参考にして、お得で快適な引越しを実現してみてください。

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