訪問なしで引越しの見積もりは可能?メリット・デメリットも解説
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引越しの見積もりには家に引越し業者を招いて見積もりを取ってもらう「訪問見積もり」と、家に引越し業者を招かずに見積もりを取ってもらう「訪問無し見積もり」があります。
どちらにもメリット・デメリットが存在するので、自分にあった方を選べるといいですよね。
今回は訪問なし見積もりをご紹介します。
訪問見積もりと、訪問なし見積もりの違いとは
訪問見積もりとは、自宅を業者に訪問してもらい、具体的に家具や荷物の量を見てもらった上で、見積もりを出す方法です。
訪問見積もりのメリットはその場で料金を出してもらえる上に、訪問しない見積もりに比べ実際の金額に限りなく近い事がメリットですが、自宅を訪問してもらう分、時間がかかります。
訪問見積もりの場合、1業者あたりの所要時間は30分〜1時間程度です。ただし、すぐその場で契約するように急かしてくる営業スタッフにあたってしまうと、他と比べてから契約したいといってもなかなか断るのに大変かもしれませんね。
押しに弱いなど、営業マンへの対応が苦手な人は、訪問見積もりも苦手かもしれません。逆に、営業マンとの交渉で引越し代を値引きしてもらえることもあります。
一方で、訪問なし見積もりは、業者の事前訪問なしに見積もり金額を算出してもらう方法です。
家具が少なかったり、荷物の個数が決まっている場合は見積もりがしやすく、業者に訪問してもらう手間も時間もかからないので便利です。
イメージとしては、宅配便を頼む時のようなイメージです。
業者に個数や、種類を伝えて、料金を算出してもらい、当日に荷物を取りに来てもらいます。
訪問なし見積もりでも、業者間の比較をすることは可能です。ただし、どこの業者であっても、訪問見積もりよりも見積もり金額は高くなる傾向にあります。
訪問なし見積もりの場合は、万が一のことを考えて、本来用意すべきトラックよりも大き目のトラックを用意するからで、実際の荷物の量が見積もり時のものよりも多く、トラックに乗り切らないことを避ける為です。
見積もり後の料金の変更は原則的にできないので、ある程度余裕を持って高めの見積もりを出しているということなのです
訪問なし見積もりの方法は?
訪問なし見積もりは、主に荷物が少ない人向けの見積もりです。
大きな家具類がない、荷物がすでに梱包されているなどして具体的な数量がわかっているという場合に最適です。
ここでは、訪問なし見積もりがどのように進むかご紹介します。
まず、運ぶ荷物などを写真にとるなどして、業者に荷物の数量をメールや見積もりの申し込みフォームなどで連絡します。
その際に、具体的な家財道具(食器棚、冷蔵庫、タンスなどのサイズと数量)も記載してください。
詳細に書けば書くほど、実際の費用に近い金額が出やすいです。
その際、玄関前に置いてあった自転車や植木鉢など、ベランダなどに置いてある荷物は忘れがちなので注意が必要です。
引越しの見積もりは何日前にすべき?
一般的には、引越し希望日の3ヶ月前くらいから見積もりを取ることができます。引越しの見積もりを出す日程としては、引越しの2ヶ月前くらいから、1ヶ月位前までが見積もりを取るベストタイミングです。
もちろん、数日間でも見積もりを取ることは可能かもしれませんが、見積もりや引越しそのものの希望の日時を取りづらくなります。特に、引越しシーズンに重なってしまうと業者も忙しいので、希望の日時がある場合は余裕をもって見積もりの申し込みをしてください。
ちなみに、閑散期では引越し2日前の見積もり対応してくれる場合がありますが、万全を期すためにも引越し希望日の1ヶ月前(引越しシーズンは万全を期して2~3ヶ月前)までに見積もりを取りましょう。
引越しをするのに最適な時期や、安く済ませられる時期を詳しく知りたい人は下記の記事も参考に!
参考:引越し費用を最大限安く見積もる方法と、引越し料金の相場と目安を紹介!
訪問なしでの見積もりをする際の注意点
訪問なしで見積もりを取ってもらった場合、注意すべき点がいくつかあります。
まず、事前に業者に伝えていない荷物については別料金が発生することになるということです。
基本的に見積もり金額は変更されませんが、事前に業者に伝えていない荷物は別途料金加算になってしまうか、トラックに乗り切らなくて自分でまた他の業者を手配しなければならないことがあります。
お金がかかりやすいものとして、連絡し忘れていた家具、自転車などはよくある別料金加算パターンです。
引越しのトラックは運べる量が法律で決まっており、規定の個数以上の荷物を載せることはできません。
なので、この場合は後日別便を自分で手配することになり、お金も時間もかかってしまいます。最悪、退去日に間に合わないこともあり得ます。
事前に業者に訪問なし見積もりを取るときに、引越し場所についても打ち合わせをするのですが、いざ当日になってから引越しのトラックが敷地に入らなかったり、トラックをつける場所が難しいといったトラブルが起こってしまうケースがあります。
自宅周辺の道路について、トラックがちゃんと乗り入れ可能なところとかどうか、調べておきましょう。
一方通行などの交通ルールがある時間と、ない時間帯など、普段生活していても時間帯がずれれば見落としがちです。訪問なしの見積もりでは、家の周辺環境の詳細までわからないので、スムーズに引っ越すためにも、業者への十分な説明が必要です。
特に、マンションの場合は引越しの前に事前に管理人に連絡しておく必要も忘れないでおいてください。
規約などで、必ず連絡を入れることと決まっていることもあります。
引越しの際に、トラブルになってしまうと残念ですよね。気持ちよく引っ越すことができるように、必要な連絡はきちんと行うようにしてください。
訪問なしでの見積もりを一番安くする方法は?
訪問なしでの見積もり金額を安くする方法は3つです。知っておくと知らないでは、見積もり金額にかなりの差が出てしまうかもしれないので、ぜひ覚えておいてくださいね。
まず一つ目は、運ぶ荷物の量を明確に業者に提示することです。
業者としては、正確な荷物の個数がわからなければ、想定外の荷物の多さに対応するために、予定よりも大きなトラックを用意しなければなりません。
もし、正確な荷物の数量がわかっていて、それ以上増えることはないとすると、荷物にあったちょうど良いトラックを用意することができるというわけです。つまり、必要以上の余裕をみる必要がないということですね。
したがって、正確な荷物の数量を見積もり段階から提示しておくことは、引越しを安く済ませるうえで重要です。
二つ目は、運ぶもの自体を少なくするということです。なかなか引越し前は忙しくて大変かもしれませんが、引越しを機に不要なものをスッキリ整理しましょう。
いらないものはリサイクルショップへ売ったり、もう古いかなと思った家具や家電は、引越しを機に買い換えるのでもいいでしょう。
買い換える場合お金はかかりますが、古い家電や家具は持って行った先ですぐに寿命を迎えてしまうこともあり得ます。また、持って行ったけれど、なんだかインテリアに合わないということも考えられますよね。
新居に持っていく価値のあるものと、ないものの区別をきちんとつけることで、無駄な荷物を引越し業者に運んでもらわなくても済みます。
もう着ないかもしれないと思った洋服は、廃品回収、リサイクルショップへの売却などで対応してください。
洋服なども、引越し業者に運んでもらうだけでも、お金がかかります。わざわざお金をかけて運ぶ必要はないかも、と思ったら整理するのに最適なタイミングが来ているのかもしれません。
三つ目に、業者の閑散期を知っておくことです。
引越しの時期をピーク時とずらせるのであれば、ずらしたほうが安く済むことも多々有ります。
というのも、新年度が始まる前の3月、4月は繁忙期と呼ばれていて、引越し業者は予約でパンパンのスケジュールを抱えています。アルバイトなどの一時的な増員も、この時期に行われます。
とはいえ、進学や転勤などは、時期が決まっているのでどうしても繁忙期の引越しにならざるを得ません。
引越しの理由が進学や転勤の場合は仕方ないとしても、それ以外の時期を調整できる理由であれば、できるだけ3月、4月を避けて引越しの予定を組んでみてください。
さらに、土日祝日よりも平日の引越しのほうが安くて済みます。
3月、4月以外では、5月のゴールデンウィーク、8月の夏休みなどは引越しの休みが取りやすいので人気です。逆に、梅雨時期の6月は不人気です。理由としては、雨で引越しがしづらいためです。
雨で引越しがしづらいといっても、荷物が少しだけであれば、あまり気にする必要はないかもしれませんね。
最後に、豆知識をご紹介します。
引越し業者に一ヶ月以上前に見積もりをすると、早くに予約してもらった特典として早割などの割引サービスの適用がされることがあります。
早期見積もりは、業者にとっては早めにスケジュールを埋めることができるメリットがあります。引越しする側としても、早めに予約するだけで割引になるというのは嬉しいですよね。
引越しを考え始めたら、ご希望の引越し業者の割引サービスを事前に調べておくといいですよ。
また、近隣へ引越しをする場合については、事前に自分で運べる荷物だけ運んでしまうという手もあります。
家具や大型家電などは、なかなか運ぶのが難しいので業者にお願いするしかないかもしれませんが、それ以外の宅配便サイズの荷物であれば、自家用車やレンタカーでも運ぶことは可能です。
少しでも引越し料金を節約したいという場合は、自分できることは自分でするということを徹底してみてはいかがでしょうか。
まとめ
訪問なしの見積もりは、訪問してもらう時間がない人や、営業マンの勢いが苦手、荷物の個数が少なく、はっきりしている人にとってはとても便利なサービスです。
ただし、実際の荷物が申告時よりも多かった場合は運びきれなかったり、別料金になったりすることもありますので、十分注意してくださいね。
少しでも安く引越しをするための3つのポイント(正確な個数を伝える、荷物を整理して減らす、閑散期を選ぶ)もご紹介しました。ぜひ参考にしてください。
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