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引越し単身パックの荷物量と料金相場を比較

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※記事作成日と状況が異なる可能性があります

独身で一人暮らしをしている、単身赴任で家族と離れて暮らしているといった方は、荷物の量も比較的少ないのではないでしょうか。
こんな時に、トラック一台分を利用して引越しをすると割高になってしまうと思われている方も多いでしょう。

少しでも引越し料金を抑えたいものですが、いくつかの引越し会社では、そんな要望を叶えてくれる単身引越しパックが提供されています。

これは一人向けの格安引越しサービスで、荷物量や移動距離によっても状況は異なってきますが、比較的安く済ませることが可能です。

そこで今回は、引越し単身パックの料金相場や荷物量などの比較を詳しく見ていきましょう。
各引越し会社の料金相場や荷物量を知れば、数社にお見積りを依頼して検討される場合も有利に働くでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

単身パックの料金はなぜ安い?

もちろん、最終的な料金は荷物量や距離によっても違いは出てきますが、基本的に通常の引越しよりも安くなるのが特徴です。
それではどうして、単身パックの場合は料金が安いのでしょうか。
一人暮らしの人たちには嬉しいサービスである単身パックについて、まずは理解を深めていきましょう。

単身パックとは?

引越しの単身パックと聞いて、どのようなものを思い浮かべるでしょうか。
通常の引越しの場合、決められたトラックに荷物を積んで、引越し先の住所まで運んでくれます。単身パックでも、基本的なことは変わりません。

ただし、運べる荷物の量の上限が決まっており、例えば「高さ170cm×横幅110cm×奥行き100cm」程度の滑車付きコンテナボックスとなります。

ちなみに「単身パック」という名前は、業界大手の引越し会社が商標を所有しているため、他の会社が同類サービスの名称として使うことはできません。
その大手の引越し会社は1989年に業界で初めてコンテナボックスを利用した単身者向けの引越しサービスを開始しています。

このような背景がありますが、ここでは個人向け引越しサービスの総称としても認知されている「単身パック」で統一いたします。

引越しの時期で料金相場は変わる

過去に何度か引越し経験がある、またはすでに情報サイトで引越しに関する基礎情報を身に付けている人には重複する内容かもしれませんが、引越しをする時期で料金相場は大幅に変わってきます。

まず引越しには「繁忙期」と「通常期」と2つの時期に分かれます。繁忙期に当たるシーズンは混み合ってしまうこともあり、引越し会社側も慢性的な人手不足に陥ってしまいます。
そのため、通常期と比較して1.5倍近くまで金額が高騰してしまいます。

例えば、単身引越しの場合、平均的な金額は27,000円前後ですが、繁忙期には約1.5倍の40,500円になってしまうことも十分に考えられるということです。

ちなみに、繁忙期は新生活が始まる場合が多い3月、4月のことを示しています。
逆に引越し料金が安くなる通常期は5月~2月までのことを言います。
引越し会社に相談をする際も、この話をされる場合がありますので、覚えておきましょう。

それでも単身パックが安い理由は?

引越し料金が安くなるのは嬉しいですが、どうして単身パックは料金が安いのでしょうか。これは特にサービス内容に問題があるわけではなく、単純に荷物量が少ないからです。

通常の引越しの場合、一台のトラックを一世帯に使いますが、単身引越しの場合は違います。
一世帯の荷物量は「高さ170cm×横幅110cm×奥行き100cm」程度のコンテナボックス分しかありません。

そのため、引越し会社は一度で複数の荷物を運ぶことが可能となり、輸送コストや人件費が少なくて済みます。
また、荷物量が決まっているため、事前訪問を不要としている引越し会社が多いことも特徴のひとつだと言えるでしょう。

一人暮らしの荷物量はどのくらいなのか

一人暮らしの荷物量はどのくらいなのか

ひと口に一人暮らしと言っても、人それぞれ荷物の量は違いますよね。出来るだけ引越し料金を抑えたいと考えている人であれば、自家用車やレンタカーである程度の荷物は運んで、どうしても入りきらないものに関しては単身引越しを活用するのもひとつの方法です。

ここでは一人暮らしの荷物量がどれくらいなのかに関してご紹介します。

引越し会社別、単身パックの荷物量

引越し会社別、単身パックの荷物量

そもそも、引越し単身パックを使った場合、どれくらいの荷物量を頼むことができるのでしょうか。

生活するのに必要最低限のものしか持っていないのであれば問題ないのかもしれませんが、どうなっているのか気になりますよね。
そこで、まず引越し会社が単身パックを利用した場合に積載できる荷物量をご紹介します。

■日本通運(単身パックS)

  • 冷蔵庫(2ドア・109リットル)
  • 薄型テレビ(20インチ)
  • テレビ台(小)
  • 電子レンジ
  • 掃除機
  • カラーボックス(3段)
  • 姿見
  • 布団
  • 日通ダンボールMサイズ4個

参照元:https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/moving-s/tanshinpack-s-l/

■日本通運(単身パックL)

  • 冷蔵庫(2ドア・109リットル)
  • 洗濯機(4キログラム)
  • 薄型テレビ(20インチ)
  • テレビ台(小)
  • 電子レンジ
  • 掃除機
  • カラーボックス(3段)
  • 衣裳ケース
  • 姿見
  • 布団
  • 日通ダンボールMサイズ 5個

参照元:https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/moving-s/tanshinpack-s-l/

■クロネコヤマト(単身引越しサービスパック/専用BOX1本分)

  • 冷蔵庫(2ドア)
  • 全自動洗濯機(4キログラム)
  • 電子レンジ
  • ダンボール箱 約10箱
  • 衣装ケース 3個
  • 布団袋 1袋
  • スーツケース

参照元:https://www.008008.jp/moving/single/

■ハトのマークの引越しセンター(小鳩パック)

  • 冷蔵庫(2ドア・120リットル)
  • テレビ(小)
  • ビデオデッキ
  • ミニコンポ
  • 衣装ケース(小)

参照元:https://www.hato.or.jp/lp2/#link01

■ハトのマークの引越しセンター(青春引越便)

  • 冷蔵庫(2ドア・109リットル)
  • 洗濯機(4キログラム)
  • 薄型テレビ(20インチ)
  • テレビ台(小)
  • 電子レンジ
  • 掃除機
  • カラーボックス(3段)
  • 衣装ケース(39cm×53cm×23cm)
  • 姿見
  • 布団
  • ダンボールMサイズ

参照元:http://www.hato-kansai.or.jp/hato-plan/single/seishun/

■赤帽

  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • コタツ
  • エアコン
  • テレビ・ビデオ
  • カラーBOX2個
  • 小タンス
  • 布団一式
  • ダンボール10個

参照元:https://www.akabou-sunday.jp/category/1171897.html

■三八五引越しセンター(シングルパックL)

  • 冷蔵庫(2ドア)
  • テレビ(32型)
  • 電子レンジ
  • 洗濯機(7Kg)
  • ビデオデッキ
  • 段ボール15個
  • スーツケース1個
  • 衣装ケース4個
  • 掃除機1台

参照元:http://www.0385.co.jp/plan/sgl.php

上記に挙げられている荷物量はあくまでも目安ですが、ベッドなどの大型家具に関しては難しいようです。
パイプや折り畳み式のものであれば問題なさそうですが、それ以外のものが厳しそうですね。

運べる大きさに上限があることも、検討する際、頭に入れておくことも大切です。

一人暮らしの引越しに必要な段ボールの数

一人暮らしの引越しに必要な段ボールの数

単身パックの場合、訪問見積もりの必要がありませんので、通常の引越しのように段ボールやガムテープといった資材を提供してくれることはありません。
そのため、自分で用意する必要があるのですが、一人暮らしの引越しに必要な段ボールの数はどれくらいなのでしょうか。

一人暮らしの場合、間取りはワンルーム、1K、1LDKのいずれかがほとんどかと思います。狭ければ物を置くスペースも限られてきますので、段ボールの数は限られてきます。人によって差が生じてしまうことは否めませんが、10個前後に収まる場合がほとんどです。
また、段ボールはスーパーや薬局、ホームセンターなどで無料配布を行っています。

単身パックの量よりも荷物が少ない場合

一人暮らしをしていて引越しを考えている人は、今一度、自分の部屋を見渡してみてください。もしかしたら自家用車などでほとんど運んでしまって、残りを単身パックでお願いする方法を取る人もいるかもしれません。
そんな場合、本当に単身パックを利用しなければいけない状況なのでしょうか。

単身パックでは基本的にコンテナボックスを利用しますが、明らかに荷物量が少なくなってしまっている場合は、検討し直した方が良いかもしれません。

引越しは引越し会社に限らず、荷物が少なければ一般の運送会社でも問題ありません。

単身パックの料金相場

通常の引越し料金と比較すると、安く済むことはお分かりいただけたかと思います。しかしながら、実際にどれくらいの金額が発生するのでしょうか。

実際、引越し会社ごとに料金は異なってきますが、基本的には料金の変動はなく、見積もりも不要です。
もちろん、距離や時期によっては引越し会社も値段を変更していますが、どれくらいの値段で考えればいいのでしょうか。

ここでは単身パックの料金相場や引越し会社ごとの料金などを確認していきましょう。

単身パックの料金相場を比較

単身パックの料金相場を比較

まずは、単身パックの料金相場から確認していきましょう。
あくまでも目安となっていますので、詳細は引越し会社ごとの料金表でチェックしてみてください。
単身パックの料金換算のポイントは3つです。

まず、単身パックでも2タイプの荷物量を用意しているところも少なくありませんので、普通と多めに分かれています。次に時期です。
先述の通り、引越しはシーズンによっても料金が大幅に変わってきます。
最後に移動距離。当然遠くへ行けば行くほど料金は高くなっています。

移動距離 単身(荷物量:普通) 単身(荷物量:多め)
オフシーズン 繁忙期 オフシーズン 繁忙期
近距離(20km以内) 37,805円 49,147円 44,315円 57,617円
近距離(50km以内) 43,595円 56,674円 45,980円 59,774円
中距離(100km) 56,775円 73,808円 60,000円 78,000円
長距離(200km) 60,642円 78,875円 63,213円 82,177円
長距離(300km) 74,112円 96,346円 81,394円 105,812円

目安としては、同都道府県内での単身引越しの場合、オフシーズンであれば3~4万円、繁忙期は5~6万円が相場です。
また他県への引越しとなるとオフシーズンで5万円以上、繁忙期で7万円以上は覚悟しておいた方が良いでしょう。

引越し会社ごとの料金・積載量を比較

業者名 パック名 コンテナサイズ 容量 料金 保険金額
日通 単身パックS 108×74×155cm 1.23㎥ 19,800円~ 200万円
単身パックL 108×104×175cm 1.96㎥ 22,000円~ 200万円
サカイ引越センター
小口便引越しサービス 105×75×144cm 1.13㎥ 要問合せ
ハトのマークの引越しセンター 小鳩パック 104×74×146cm 1.12㎥ 21,000円~
青春引越し便 105×105×180cm 1.98㎥
三八五引越しセンター シングルパックM 80×110×150cm 1.3㎥ 15,000円~
シングルパックL 110×110×170cm
or
90×130×170cm
2㎥ 18,000円~

※参照元
https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/moving-s/tanshinpack-s-l/
https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/provision/insurance.html
https://www.hato.or.jp/lp2/#
http://www.0385.co.jp/plan/sgl.php

もしも具体的な料金を知りたい場合は、各引越し会社の公式サイトなどから簡単に見積もりを行うことが可能です。

使用しているコンテナサイズはどこの引越し会社に関しても大きな差はありませんが、日通が提供している「単身パック」では荷物に対して保険をかけることも可能です。

また、パックの内容によっても距離数の制限が設けられているものもありますので、注意が必要です。

割引特典を利用できる引越し会社も

一部の引越し会社に限られますが、引越し単身パックには割引特典が用意されている場合もあります。
大体の割引内容がインターネット経由で複数台のコンテナボックスを利用することで適用となります。
元々料金が安い単身パックを、さらに安く出来るチャンスです。

引越し単身パックの比較方法

引越し単身パックの相場や、各引越し会社の料金体系、割引特典を参考にして、どの引越し会社にしようかある程度目星が付いた人もいるのではないでしょうか。

確かに訪問見積もりを不要としている引越し単身パックの場合、最初から提示されている料金が一番安い引越し会社を選んでしまいがちですが、そこに落とし穴があることを知っておくことも、比較するために大切です。

それはどのような点なのか、確認していきましょう。

料金は大幅に変動する

例えば、業界で随一の実績を誇る日通であれば、料金も比較的安く、割引特典もあることからも選択肢に入れている人も多いのではないでしょうか。

確かに保険金額が付帯されているのは魅力的ですが、このような単純な考えでは引越し料金を安くすることはできません。
引越し単身パックは引越し会社の空き状況によっても、各社で大幅に料金に変動があります。
そのため、一概に「〇〇が一番安い」と言うことができないのです。

迷ったら一括見積サイトを利用

引越し会社を利用するのはタイミングが重要です。
「その日はたまたまその場所に行く予定がある」などの理由で料金が安くなることもあります。
つまり、状況によって最安値の引越し会社は変わってきます。
「それではどこを選んだら良いのか判断ができない!」と嘆いている人もいるでしょう。

そんな人はネットの一括見積サイトを利用して、引越し単身パックの比較をしてみることをおすすめします。

まとめ

一人暮らしをしている人向けに引越し会社が提供している引越し単身パックに関してご紹介してきました。ひとつのコンテナボックスに入る荷物量の上限は決まっていますが、通常の引越しよりも安く済ませることが可能です。

また、引越し単身パックの場合、タイミングによっては最安値の引越し会社が入れ替わることもあります。

一括見積サイトを上手に利用して、自分に合った会社を見つけましょう

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